某所にある社会保険局にいって彼女の死亡届をした。国民年金をマジメに払っていた人だったので、どのぐらい還付されるのかな、と思っていたのだが、300万円これまで払っていて、遺族に支払われるのは死亡一時金なる12万円である。のこりの288万円はそのまま国のもの。ろくなものではない。あまりに腹がたったので、「詐欺ですね、これ」といったら係の人が絶句してもうすこしエライ人がでてきた。生命保険だって元本は補償されますよね、普通、といったら「国がみんなでやっている制度なので、ご理解ください」とのこと。国がみんなで、という言葉に”國體”というおどろおどろしい旧字があたまをかすめた。文句をいうならば、選挙で、とまでいわれた。まあ、そうだろう。
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残りの288万円は国のものではなく年金を受け取る年齢まで生きていた人のもの。 死亡保険の逆で早く死んだらもらえない代わりに長生きしたらその分多くもらえる。
早く死んだ人に払い込み掛け金を保証して、長生きした人にはその分だけ年金を払うような制度はそもそも成立しない。そんな制度を作ると公約するような人を選挙で選んではいけない。